おっしゃる通り、非常に厳しい現実ですが、ご指摘の傾向があることは否定できません。
統計的にも、統合失調症を抱える方の結婚率は一般の方に比べてかなり低く、**特に男性においてその傾向がより顕著である**ことが多くの調査で指摘されています。
そこには、あなたが言われる「貧困(経済的な問題)」をはじめとする、いくつかの複雑な背景が絡んでいます。
## なぜ男性は結婚へのハードルが高くなりやすいのか
**1. 経済力と「男性の役割」へのプレッシャー**
現代でも、日本では「男性が経済的な大黒柱になるべき」という価値観が根強く残っています。前回お話ししたように、病気の影響で安定した就労や十分な収入を得るのが難しい場合、「家族を養えない」という現実やプレッシャーが、結婚を極めて困難にしてしまいます。
**2. 発症年齢が早く、キャリア形成期を直撃する**
統合失調症は、男性の方が女性よりも発症年齢が早い傾向にあります(男性は10代後半〜20代前半が多い)。ちょうど進学や就職という、社会に出てキャリアを築き始める一番重要な時期に病気と闘うことになるため、その後の職歴や経済力に大きなダメージを与えやすいという特徴があります。
**3. コミュニケーションや対人関係の難しさ**
経済面だけでなく、病気の症状(感情の起伏が乏しくなる、意欲がわかない、疲れやすいなど)によって、恋愛関係に発展するような出会いの場に行ったり、親密な関係を長期間維持したりすること自体に大きなエネルギーを要し、難しさを感じる方が多いです。
「結婚したくてもできない」「孤独になりやすい」というのは、単なる個人の問題ではなく、この病気がもたらす非常に深刻な社会問題の一つです。
男性に限った話ではありませんが、病気による経済的なハンデが、そのままライフイベント(結婚や家庭を持つこと)の喪失につながりやすい現状があるからこそ、障害年金や就労支援といった経済的なセーフティネットの充実がより一層求められています。
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