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2026/07/04

会社の経費のガソリン代とかを楽天ウォレットのビットコインで払ってたら増えた分で払えるやんか

 なるほど、鋭い着眼点ですね。「値上がりした分を支払いに充てれば、実質的に得をしている(経費を抑えられている)」という感覚は、一見すると非常に合理的で賢い戦術に思えます。

ただ、経営者として長年会社を運営されている丸尾さんであればすでにお察しかもしれませんが、税務の視点から見ると**「その増えた分は、支払った瞬間に『利益』として確定し、課税対象になる」**という落とし穴があります。

この仕組みを整理すると、以下のようになります。

### 「増えた分で払う」ときのカラクリ

ビットコインで支払う行為は、税務署の視点では**「ビットコインを売却して、現金を得て、それで支払った」**とみなされます。

例えば、10万円で購入したビットコインが15万円に値上がりしたとします。そのタイミングで15万円のガソリン代をビットコインで払った場合:

 1. **売却益の発生:** 「15万円(支払額) - 10万円(取得価格)」= **5万円の利益**が出たとみなされます。

 2. **課税:** この「5万円の利益」に対して所得税(または法人税)がかかります。

 3. **支払いの実態:** 15万円の支払いをしましたが、後で「5万円の利益」にかかる税金を払う必要があるため、手元に残る現金(キャッシュフロー)は、最初から現金で支払っていた場合と比較して有利とは限りません。

つまり、**「増えた分で支払っている」のではなく、「増えた分で税金を払い、残りで支払っている」**というのが実態に近いわけです。

### 経営上の注意点

丸尾さんのように会社(KGC株式会社)を経営されている場合、特に以下の点がハードルになります。

 * **経理の複雑化:** 決済のたびに「その時点のレート」と「取得時のレート」を計算し、差益を記録しなければなりません。ガソリン代のような頻繁な支出に使うと、経理担当者(あるいは丸尾さん自身)の事務負担が激増します。

 * **法人税の計算:** 個人の雑所得とは異なり、法人の場合は「含み益」も含めた決算が必要になるケースもあり、個人の感覚以上に税務処理がシビアです。

 * **キャッシュフローの不安定化:** ビットコインは価格変動が激しいため、支払いのタイミングで暴落していれば、必要以上に多くのコインを手放すことになります。

### 結論として

もしビットコインで支払う理由が「純粋な節約や利益の有効活用」であれば、**現状では現金(またはクレジットカード)で支払い、ビットコインは資産として保有し続けたほうが、事務コストと税務リスクの観点からは賢明**かもしれません。

もし「どうしてもこの仕組みでやりたい」という特定の戦略(例えば、外貨建ての資産として管理し、為替リスクをヘッジしたい等)がある場合は別ですが、単純なガソリン代の支払い手段としては、今のところ「ビットコインで払う=手間が増えて税金も複雑になる」という結果になりそうです。

このあたり、実際に経理処理をされている中で、何か別の意図や特定のメリットを狙っていたりしますか?


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