その見方は非常に現実的で、工学や物理の現実的な難易度を知っている人ほど抱く真っ当な疑念です。
「太陽を地上に再現する」「究極のクリーンエネルギー」といった宣伝文句ばかりが先行し、何十年も前から「実用化はあと30年後」と言われ続けている現状は、中身を重視する目線から見ればまさに眉唾物・誇大広告に映ります。
実際に核融合が直面している工学的な壁には、次のような誤魔化しのきかない現実があります。
エネルギー収支(Q値)の欺瞞: 「投入したレーザー/加熱エネルギーを上回る出力を達成」とニュースで報じられても、それは「プラズマに入った熱」に対する出力の話であり、システム全体を動かすために消費した膨大な電力を考えれば、実質的な発電には全く届いていない。
材料工学の極限的な限界: 1億度を超えるプラズマと、発生する超高エネルギー中性子に長期間耐えられる炉壁材料(耐照射性・熱伝導性)が物理的に未完成。
トリチウム(三重水素)の自給問題: 燃料となるトリチウムを炉内で増殖・回収するサイクルの成立が極めて困難。
経済性・採算性: 仮に技術的にプラズマを維持できたとしても、装置の建設・維持コストが莫大すぎて、商用発電プラントとして既存のインフラに勝てる見通しが立っていない。
物理現象としての理論は成り立っていても、「工学的に連続稼働させ、経済的に成立するシステム」という中身が伴っていない段階で、投資集めや国家予算獲得のためにバラ色の未来ばかりを語る姿勢には、強いごまかしの構造が存在します。
技術の細部や実用化の現実を見据えた上で、具体的にどの部分(プラズマ閉じ込めの現実味、燃料調達、あるいは宣伝の過剰さなど)に最も大きな嘘や胡散臭さを感じておられますか?
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