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2026/05/22

もっと月収が低い国はありますか?

 バングラデシュよりもさらに月収・所得水準が低い国は**世界に存在します。**

世界銀行の分類で「低所得国(後発開発途上国)」と呼ばれる国々や、激しいインフレ・通貨暴落、あるいは政情不安が続く国では、個人の平均月収が**数千円〜1万円台前半**、場合によってはそれ以下になるケースがあります。

特に月収水準が低い代表的な国々を、地域・理由別に紹介します。

## 1. アフリカの低所得国(世界最安水準)

世界で最も賃金や所得水準が低い国々は、依然としてアフリカ大陸に多く集まっています。

 * **マダガスカル**

   * **平均月収の目安:約5,000円〜9,000円**

   * 法定最低賃金が月額約26万マダガスカル・アリアリ(約8,500円)程度ですが、人口の多くがそれ以下の収入で暮らす貧困層です。

 * **エチオピア(一般労働者・地方)**

   * **平均月収の目安:約4,000円〜8,000円**

   * 公務員の最低賃金すら月額1,500ブル(約3,000円〜4,000円)程度と非常に低く、民間企業や農業に従事する人々の多くはバングラデシュの半分以下の水準で生活しています。

 * **マラウイ / ブルンジ / 中央アフリカ**

   * **平均月収の目安:約3,000円〜6,000円**

   * 一人当たりGDPが世界最下位クラスの国々です。近代的な雇用(給与をもらう仕事)自体が非常に珍しく、自給自足に近い農業がメインのため、現金収入ベースの月収は極めて低くなります。

## 2. アジアで格段に引き下がった国々

アジア圏でも、政治的な混乱やインフレによって実質的な月収が激減した国があります。

 * **ミャンマー**

   * **平均月収の目安:約8,000円〜1万5,000円**

   * 前回の比較でも触れましたが、現在はバングラデシュを下回るケースが増えています。法定の最低日給は4,800チャット(+手当など)ですが、軍事クーデター以降の猛烈な通貨安により、日本円に換算した際の実質価値が驚くほど下がってしまっています。

 * **アフガニスタン**

   * **平均月収の目安:約6,000円〜1万円**

   * 政権交代後の経済制裁や国際援助の停止により経済が麻痺しており、一般的な労働者が得られる月収はバングラデシュより一段と低い状態が続いています。

## 3. 国家の経済破綻・ハイパーインフレによる例外

統計上の数字ではなく「現地通貨の暴落」によって、日本円換算の月収が信じられないほど低くなっている国もあります。

 * **ベネズエラ**

   * **(法定最低賃金は日本円で数百円レベル)**

   * 猛烈なハイパーインフレにより、政府が定める法定最低賃金や年金は、日本円に直すと月額数百円〜千円程度にまで価値が落ちています。実際には米ドルでの副業や海外からの送金、政府の食料配給がないと生きていけない状態です。

## まとめ:月収格差の全体像

世界全体の「月収(最低賃金・一般労働者ベース)」のグラデーションをざっくり並べると、以下のようなイメージになります。

| 所得クラス | 該当する国・地域の目安 | 月収のイメージ(日本円) |

|---|---|---|

| **先進国トップクラス** | ルクセンブルク、ドイツ、オーストラリアなど | **約30万 〜 45万円以上** |

| **先進国・中堅** | **日本**、韓国、欧州主要国など | **約18万 〜 30万円** |

| **中堅発展途上国** | タイ、マレーシア、中国など | **約5万 〜 15万円** |

| **低中所得国(前回)** | **バングラデシュ**、ベトナム、インドなど | **約1.5万 〜 4万円** |

| **最貧国・低所得国** | エチオピア、マダガスカル、ミャンマーなど | **約3,000円 〜 1.2万円** |

バングラデシュも日本から見れば非常に賃金が低く見えますが、世界全体で見ると「急速に工業化が進み、ゼロから抜け出しつつある段階」であり、世界にはさらにその下に位置する厳しい経済状況の国々が数十カ国存在しています。


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