バングラデシュの平均月収(個人の目安:**約1万5,000円〜3万円前後**)と同水準、あるいは少し低いラインに位置する国々は、アジアの近隣諸国やアフリカ地域に多く見られます。
世界銀行のデータや各国の最低賃金・平均月収の統計をもとに、バングラデシュと同等クラスの国々を地域別にまとめました。
## 1. アジアの近隣諸国・周辺国
アジア圏では、南アジアや東南アジアの一部に似た水準の国があります。
* **パキスタン**
* **平均月収の目安:約1万5,000円〜2万5,000円**
* バングラデシュと経済規模や産業構造が近く、物価や賃金水準も非常に似通っています。
* **ネパール**
* **平均月収の目安:約1万5,000円〜2万8,000円**
* 法定最低賃金が月額約15,000ネパール・ルピー(約17,000円)となっており、一般的な労働者の月収ベースではバングラデシュとほぼ同等です。
* **カンボジア**
* **平均月収の目安:約2万5,000円〜3万5,000円**
* 主要産業であるアパレル工場の最低賃金が月額204ドル(約31,000円)に設定されており、バングラデシュよりわずかに高いですが、全体の所得水準としては近いグループに入ります。
* **ミャンマー**
* **平均月収の目安:約1万2,000円〜2万円**
* 近年の政情不安や通貨安の影響もあり、実質的な賃金水準はバングラデシュと同等か、やや下回る水準まで落ち込んでいます。
## 2. アフリカ地域
アフリカ大陸の中で、急速に繊維産業などが発展している国や、経済的に同規模の国々がこの水準に該当します。
* **エチオピア**
* **平均月収の目安:約1万円〜2万円**
* バングラデシュに次ぐ「世界の縫製工場」として台頭しつつありますが、人件費はバングラデシュよりもさらに安い傾向があります。
* **ケニア**
* **平均月収の目安:約2万円〜3万5,000円**
* 都市部(ナイロビ)のオフィスワーカーなどはもう少し高いですが、一般労働者や地方を含めた平均値で見ると、バングラデシュの都市部・地方のバランスに近い水準です。
## 参考:東南アジア主要国との比較(格差のイメージ)
バングラデシュと同じアジア圏でも、日本でおなじみの東南アジア諸国とは**2倍〜5倍以上の開き**があります。
| 国名 | 一般的な平均月収の目安(日本円換算) | バングラデシュとの比較 |
|---|---|---|
| **バングラデシュ** | **約1.5万 〜 3万円** | **(基準)** |
| ベトナム | 約4.5万 〜 6万円 | 約2倍 |
| フィリピン | 約4.5万 〜 6.5万円 | 約2倍 |
| インドネシア | 約4万 〜 7万円 | 約2倍 |
| タイ | 約7万 〜 10万円 | 約3〜4倍 |
| マレーシア | 約12万 〜 16万円 | 約5〜6倍 |
> **統計上の位置づけ**
> 世界銀行の国別所得分類では、バングラデシュは「低中所得国(Lower-middle-income economies)」に分類されています。同じ分類にはインドやベトナムも含まれますが、バングラデシュはその分類内でも所得が低めのラインに位置しているため、実際の月収ベースで見ると上記のような国々が比較対象になります。
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