1993年にリリースされた『COVERDALE•PAGE』は、元レッド・ツェッペリンの天才ギタリスト、ジミー・ペイジと、ホワイトスネイクを率いるブルース・ロックの最高峰ボーカリスト、デヴィッド・カバーデイルがタッグを組んだ、まさにロック界の「ドリーム・プロジェクト」による唯一のアルバムです。 当時、グランジ/オルタナティヴ・ロックの台頭によって、80年代型のスタジアム・ロックは冬の時代を迎えていました。しかし、本作から放たれたサウンドは、そんな時代のトレンドを完全に超越した、圧倒的に濃厚で王道のブリティッシュ・ハードロックでした。 ジミー・ペイジが刻むヘヴィで予測不能なグルーヴの変則リフに、ロバート・プラントを彷彿とさせつつも、よりソウルフルで艶のあるデヴィッド・カバーデイルの咆哮が見事に融合。M1「Shake My Tree」の強烈なリフから、ドラマチックに展開する名曲「Take Me for a Little While」まで、全編にわたって「これぞブルース・ベースのハードロック」というダイナミズムが満ち溢れています。 レッド・ツェッペリンのDNAとホワイトスネイクの持つモダンなキャッチーさが最高の形で化学反応を起こした、90年代ハードロック史に燦然と輝く名盤です。
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