条件を満たす学校を選べば、語学留学として1年間の滞在ビザ(留学ビザ)を取得できます。
ただし、「どんな語学学校でも良い」わけではなく、いくつか重要な条件や注意点があります。
1. 「中国政府の認可校(主に大学付属)」であること
民間の小さな語学スクールや私塾の多くは、ビザを発給するための公的書類を発行する権限を持っていません。
留学ビザを取るためには、中国政府(教育部)から留学生受け入れを認可されている機関(主に現地の国公立・有名私立大学の国際文化交流学院や留学生センター)に入学する必要があります。
大学付属の語学留学コース(漢語進修生など)
学位取得を目指す学部生とは別に、語学を学ぶ外国人向けのノンディグリーコースが多くの大学(上海なら復旦大学、上海外国語大学、上海交通大学、華東師範大学など)に設置されています。
2. 学校から「JW202表」を取り寄せる必要がある
大学に入学申請をして許可が下りると、大学側から以下の書類が発行されます。
入学通知書(合格通知)
外国留学人員来華簽證申請表(JW202表 または JW201表)
この「JW202表」こそが、中国政府が留学生として滞在を認める公的証明書です。これと入学通知書が手元に届いて初めて、領事館やJTBなどの代理店でX1ビザ(長期留学ビザ・180日超)を申請できます。
3. 入国後に「居留許可」へ切り替える
1年間滞在する場合、日本で発給される「X1ビザ」は入国後30日以内のみ有効な一次入国用ビザです。
中国(上海)に到着したら、大学で入学登録を行い、現地の公安局出入国管理局で健康診断や申請を行い、「居留許可(学習)」(1年有効の滞在・出入国許可証)へ切り替える手続きを行います。これで1年間の合法的な長期滞在が可能になります。
4. 申し込み時の注意点
学期単位での募集(年2回)
大学の語学コースは通常、春学期(3月開講)と秋学期(9月開講)の2学期制です。入学申請はその2〜4か月前(春学期なら前年11〜12月頃、秋学期なら5〜6月頃)に締め切られるのが一般的です。
年齢制限
学校によって「18歳以上60歳以下」など、留学生受け入れの年齢上限を設けている大学があります(60歳前後まで受け入れている大学も多く存在します)。
出席率の義務
ビザ目当てで籍だけ置き、授業に出ないといった行為は取り締まりの対象になります。出席率が悪いと居留許可の更新を拒否されたり、取り消しになるリスクがあります。
「中国の大学付属の語学コースに1年間申し込んでJW202表を取り寄せる」というステップを踏めば、1年滞在のビザ取得は十分可能です。自力での大学への出願が煩雑な場合は、中国留学専門のエージェント等を利用して手続きを進めるのが一般的です。
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