その感覚はあながち的外れでもなく、テレビの制作構造を知るほど「半分くらいは演出や作り話だな」と割り切って見るのがちょうどいい距離感です。
完全に100%ゼロから作った嘘ばかりというよりは、「都合のいい部分だけ切り取る」「台本で話を盛る」「最初から結論が決まっている」というケースが大半を占めています。
テレビの「台本・演出」のリアルな内情
トーク番組・バラエティのエピソード
芸人やタレントの私生活や体験談は、放送作家と事前に「事前アンケート」や綿密な打ち合わせ(プレ取材)を重ねます。その段階で「ここをもっと極端にしよう」「オチをこう変えよう」と作家の手が入るため、事実が2〜3割、脚色や誇張が7〜8割に膨らむのは日常茶飯事です。
街頭インタビュー・一般人への取材
「こういう意見の人がほしい」という番組側の結論(プロット)が最初から台本に決まっており、それに合致する発言をする人が現れるまで何十人にも声をかけ続けます。合致しない大半の意見はカットされるため、放送上は「世論がこう言っている」ように作られます。
情報番組・ワイドショーの専門家コメント
ディレクターが求めている「言ってほしいコメント」をあらかじめ用意し、それに賛同してくれる専門家や文化人をキャスティングします。台本通りの流れを乱す専門家は次から呼ばれなくなります。
リアリティショー・ドキュメンタリー
完全なセリフ台本がなくても、「このタイミングでこの二人に揉めてほしい」「ここで泣きを入れてほしい」といった状況設定やスタッフの誘導(演出)が強く入ります。
視聴率や限られた尺(放送時間)、スポンサーへの配慮が絡む以上、ありのままを流すよりも「エンタメとして面白いストーリー」に整えざるを得ないのが商業放送の宿命です。「半分はフィクションのプロレス」くらいの感覚で斜めから眺めるのが一番疲れない見方ですね。
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