2026/05/18
グッドバイブレーション
1966年10月にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズの『グッド・バイブレーション(Good Vibrations)』は、単なるヒット曲の枠を超え、**「ポップミュージックを芸術の域へと高めた傑作」**として今なお語り継がれる楽曲です。
最大の見どころ(聴きどころ)は、中心人物であるブライアン・ウィルソンによる執念とも言えるサウンドプロダクションにあります。彼はこの曲を**「ポケット・シンフォニー(ポケットに入る交響曲)」**と称し、複数の異なるスタジオで録音された断片的なテープ(セクション)をパズルのように切り貼りして1つの曲に仕上げる「モジュール方式」を採用。総録音時間は90時間を超え、当時のシングル盤としては異例の巨額の費用が投じられました。
ビーチ・ボーイズの代名詞である芸術的なコーラスワークはもちろん、当時のロック・ポップス界では極めて珍しかった電子楽器**「テルミン(エレクトロ・テルミン)」**やチェロ、ハープシコードなどを導入。サイケデリックな浮遊感と、めまぐるしく展開するドラマチックな曲構成は、ビートルズをはじめとする同時代のアーティストたちにも巨大な衝撃を与えました。
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