結論から申し上げますと、**eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をアメリカのネット証券(Charles Schwab、Interactive Brokers、Fidelityなど)で購入することはできません。**
理由は大きく分けて3つあります。
## 買えない3つの理由
* **日本国内籍の投資信託であるため:** eMAXIS Slimシリーズは、日本の法律(投資信託法)に基づいて組成され、日本の運用会社(三菱UFJアセットマネジメント)が運用する「国内籍投資信託」です。これは日本の証券会社を通じて販売されることを前提としています。
* **通貨の問題:** このファンドは「日本円」で設定・運用・売買される商品です。米国の証券会社は基本的に米ドル建ての資産(米国株や米国ETFなど)をメインに扱っており、日本の円建て投資信託の買い注文を受け付けるインフラがありません。
* **販売会社の制限:** 投資信託は、運用会社と販売契約を結んだ特定の金融機関(日本のネット証券や銀行など)でしか購入できません。米国のネット証券はeMAXIS Slimの販売会社になっていません。
## アメリカのネット証券で同じような投資をするには?
もしアメリカのネット証券口座を使って、eMAXIS Slim オルカンと同じように「これ一本で世界中の株式に丸ごと投資したい」という場合は、米国籍の**海外ETF(上場投資信託)**を購入するのが最も確実で低コストな方法です。
オルカンの代替となる代表的な銘柄は以下の2つです。
### 1. VT(Vanguard Total World Stock ETF)
* **特徴:** オルカンに最も近い(というか、オルカンが目指している概念の元祖に近い)ETFです。
* **投資対象:** 米国を含む先進国から新興国まで、全世界の大型・中型・小型株、約9,500銘柄以上にこれ一本で投資できます。
* **経費率:** 年0.07%と非常に低コストです。
### 2. ACWI(iShares MSCI ACWI ETF)
* **特徴:** オルカンが連動を目指している指数「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」と**全く同じ指数**に連動するETFです。
* **投資対象:** 世界の先進国・新興国の大型・中型株(小型株は含まない)約3,000銘柄に投資します。
* **経費率:** 年0.32%と、VTに比べると少し高めです。
> **結論としての選択**
> アメリカのネット証券をお使いであれば、指数(ベンチマーク)が全く同じが良いなら **ACWI**、より低コストで小型株まで網羅したい(オルカンに近い運用感にしたい)なら **VT** を選ぶのが王道です。
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